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【阿弥陀に向き合う】(弘教寺だより 令和元年7月号掲載)

 「あの人、結局宗教に走ったのよね」…かつてウワサ話で多く聞いたセリフです。あまり良い意味での表現ではありませんが、その方の置かれた状況が察せられます。
 宗教に走った…走らないと間に合わないご事情があったのでしょう。苦しみがあったのでしょう。しかし、多くの場合、走ったその先は浄土真宗では無いようです。
 浄土真宗は走り込む対象にされていない…これはどういうことことなのでしょう。浄土真宗は宗教では無いと思われている?…誤解されやすいですが確かに「いわゆる『祈祷、願掛け、除災招福の』宗教」ではありません。
 宗教に駆け込んだら、駆け込む原因が解決するか…しません。それは浄土真宗であってもなくても同じです。問題はその問題に向き合わない限り解決しません。そうだなとは思いつつ、私達は問題とは正反対の方に走ることが多い…つまり逃げようとするのです。
 一人で問題に向き合うことは辛い…そのことを阿弥陀様は知っておられるから、私と一緒に問題に向き合って下さいます。まずは仏様に出遇って下さい。出来ればお寺にお越し下さい…共に解決策を考えていきましょう。

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