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【死の受容】(『シティライフ』令和元年7月13日号掲載)

 『もう治療法はありません』…そう宣告されたらどうしますか。諦めずに他の医師、他の治療法に望みを繋ぎますか。 
生への執着心は他の何よりも強いものです。しかし、不可能な生にこだわれば、苦悩は益々深まるばかりです。医療によって回復する見込みが無くなれば、死を受け入れるより他ありません…「私にはとても無理」。
 しかし死を受け入れたときに、私は初めて死の恐怖から解放されます。
阿弥陀という仏は、私が死を受け入れるには死して後の浄土、仏のいのちがどうしても必要だと見抜かれました。
 死が怖い…そんな私の心を見抜いて、仏様が私の死の問題を解決すると誓われました。その誓いを受け止められたときに死にきれる道が開けます。死を受容したとき、私はこの命を恐怖では無く、安らぎの中で生きていけます。死は決定済…ならば今死を受け止めて欲しい。そうすれば今の命を精一杯生ききれるだろう。仏様の願いです。

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