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【結局、仏教って?】(最終回)(『シティライフ』令和3年8月14日号掲載)

 仏教とは、本当の人生を歩むための御教えです。
 「宗教とか仏教とか、つまらん」とのご批判もおありでしょう。ただ批判されるならばこそ、もっとよく知って頂きたいのです。
 宗教など要らぬとおっしゃるなら、自分を信じて生きることになります。当然自らの行動の正当性も自分で判断するのでしょう。それを「自分の生きる道」と定めるならば、随分と危うい気がします。
 仏様とは「鏡」です。つまり「私に客観的な視点を恵んで下さるはたらき」と申せます。私のものの見方にはどうしても自分中心の思いが入り込みます。結果、やはり自分は正しいとなり問題が生じるのです。
 仏様はあくまで真実なる視点で私の行動をご覧になります。その上で私に事実を明かし、私を導いて下さいます。そんな仏様の御心に出遇えたときに「お恥ずかしい」また「有難い」という気持ちが生まれるのでした。そこから感謝の日暮らしが始まります。
 これまで長く本欄を御読み下さいましたことに厚く御礼申し上げます。

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