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【感動を伝えること】(弘教寺だより 平成31年4月号掲載)

 この記事を御読み頂く頃には弘教寺本堂の外壁・屋根の御化粧直しが終了しているかも知れません。既にずいぶん綺麗になっています。塗装工事中は足場の設置などでご参詣のお方にご迷惑をお掛けしましたことを、遅まきながらここにお詫び申し上げます。
 工事には多くの職人さんが携わって下さいました。足場のパイプをまるで「浮き輪のように投げ上げ、受け取る」様子に、また屋根の上をひょいひょいと移動する大胆さと、窓や外灯、インターホン、そして鍵穴だけを避けて複雑な形状のドアレバーまで、本当にありとあらゆる全てを汚れ除けフィルムでラッピングする塗装工さんの繊細さに感動しました。つられて私も「感動を与えることの出来る僧侶になりたい」と一瞬思ったのでした。でも…。
 私に出来るのは「親鸞聖人の味わわれた仏法に出遇えた喜び・感動をお伝えする」ことのみです。聖人のご高徳になど及びもつきませんが、その同じ喜びを私も味わうことは出来るのです。そもそも、仏法を頂くとは、釈尊や親鸞聖人の御徳を偲び、御跡(みあと)を慕うことでもあります。聖人と同じ喜びを味わえるなんてドキドキしませんか?

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