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【道徳と宗教】(『シティライフ』令和2年7月11日号掲載)

 道徳とは「生命を大切にする心や他人を思いやる心、善悪の判断などの規範意識を育てること」であってとても大切なことです。
 道徳は「皆が共に生きていく為の決まり事」だといえます。「こうしましょう」という規範です。しかし道徳を守って生きていれば問題は起きないかといえば、思わぬ事故に遭うことも、ケガをすることもあります。道徳は社会で生きる為に必要ですが、それだけで充分だとはなりません。
仏教に則って生きたらどうなるか…答えは用意されています。それは「老いて病んで死ぬ」のだということです。身も蓋もないとお感じかも知れませんが、ウソはありません。知りたくはないが事実・真実です。
 人生の答えは道徳ではなく、宗教にあります。私はどんなに正しく生きても死から逃げられない。事実から生じる苦悩から解放される為には身の事実を受け入れるしかありません。私に死んでも滅びない仏のいのちが約束されていることを頂き、今の我が命を受け入れ、超えていく。その道をこそ仏道と申します。

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