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【心配するな】(『シティライフ』令和2年5月16日号掲載)

 一休禅師はどうにもしようのない状況に陥った時これを紐解くようにと御遺言され、結果そのお言葉とは「なるようになる。心配するな」だったそうです。為すべきことをした上ならば、むやみに心配する意味も必要も無いということでしょう。
 私達の置かれた状況は本当に厳しく、先行きもどうなるのは分かりません。不安は募る一方ですが、不安の中に物事の解決方法はありません。
当たり前のようですが、先ず自分の出来ることをしっかりと行う。それ以上は出来ないのですから、後は思い悩むことを止めましょう。
 御仏は「不請の友」になるとおっしゃいます。こちらから望まずとも友になって下さる存在です。私から頼むより前に、私に注がれる慈愛が存在する…そのことに気付けたとき、周囲が違って見えることでしょう。「私はいつもあなたと共にある」とおっしゃる仏様と、今為すべきことを怠らずに精一杯をやり抜きましょう。そこにこそ後悔無い真の人生が開かれます。

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